ビジネスにおいて、「この商品を買ってもらいたい。」とか、社員や子供に対する教育において、「このように行動してほしい。」というように、私たちは他人に思うように動いてほしいと願うことが多々あります。
しかし、実際には人を操らない限り、このようになることはありません。
行動の決定権は、その人にあるわけですから。
では、人を思い通りに動かすように操ることは絶対に不可能なのでしょうか?
実は、そうとも言えないようです。
これから紹介する方法を使えば、もしかしたら他人を動かせたり、その気にさせることができるのです。
ということで今回は、「人を思い通りに動かす方法」について紹介したいと思います。
・「行動を見せる」ことで、人は思うように動いてくれる
アムステルダム大学のヴァン・デン・プッテ博士が、チョコレートの広告を何種類か作って、どれが1番 人から好意を抱かれやすいのかということを調べるための実験を行いました。
その結果、「このチョコレートは、みんなが食べている」という社会性に訴える広告や「このチョコレートは美味しい」という利益に訴える広告よりも、ただ単に、美味しそうにチョコレートを食べるという広告の方が好意的に思われたそうです。
つまり、実物を美味しそうに食べている様子を見せるのが1番いいのです。
実際に、そのようなCMが流れていたり、お店の前で買った商品を美味しそうに食べている人がいたら、自分も食べたくなってくると思います。
なので、食べ物を売り込む際には、この心理をうまく使えば売れやすくなるのです。
また、この心理は何も食べ物だけに限ったことではありません。
他人が便利そうに使っている商品にも、楽しそうにやっている遊びやスポーツにも、とにかく、ほとんどの状況で用いることができるのです。
例えば、実演販売でも、実際に使ってみて便利さをアピールすることで、お客に買ってもらいやすくしたり、おもちゃでも、使用する年代の子供たちが楽しそうに遊んでいたら、それを見た子供も欲しくなってしまうのです。
このように、「行動を見せる」ことで、ビジネスはうまく行くようになる確率が高くなります。
また、親が子に勉強している姿を見せ、楽しさを教えてあげられれば、子供が勉強を自分からやる確率も高くなります。
“親の背を見て子は育つ”と言うくらいですしね。
ぜひ、この心理をビジネスであったり、社員や子供に対する教育の面で利用してみてください。
<まとめ>
- 「行動を見せる」ことで、人は思うように動いてくれるかもしれない
- ビジネスにも、社員や子供に対する教育にも使える
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