私たちは、生きていく中で悲しい出来事、苦しい出来事に出くわすことがたびたびあります。
そのとき、「すぐに切り替えられる人」や「少し落ち込むけど、時間共に忘れられる人」、または「ずっと落ち込んで、なかなか忘れられず切り替えられない人」など、その人の性格によって、この出来事に対する反応が違ってきます。
ところで、ずっと何かについて悩んでしまうのは、体に良くないということをご存知でしょうか?
ずっと悩むとストレスが溜まってしまい、実際には病気になっていないはずなのに、食欲不振や無気力感、吐き気などの症状が出てしまうのです。
「病は気から」という言葉の通りになってしまうのです。
ときには、うつ病になってしまい、自ら命を落とす人もいるそうです。
ですから、ずっと悩んでしまう人、悩む時間が多い人は、改善していかなければなりません。
その改善方法として、“リフレーミング”というものがあります。
今回は、このリフレーミングについて話しますので、ぜひ理解して実戦していってもらえると良いかなと思います。
・“リフレーミング”とは?
リフレーミングという言葉を分解してみましょう。
「リ」は、英語でよく出てくる「再び」という意味を持つものです。
「フレーミング」は「フレーム」、つまり、「枠組み」という意味です。
これらを合わせて訳すと、「再び、ある枠にはめ込むこと」ですかね。
正確には、「とあるものを元の枠組みから外して、違う枠組みにはめ込む」ということです。
私たちは、物事をある一定の視点(フレーム)から見てしまいます。
例えば、「優柔不断」という言葉はマイナスに理解されてしまいます。
そこで、視点を変えて、別の角度(フレーム)から見てみましょう。
そうすると、「優柔不断」なのではなく、物事をよく考えられる、真剣に考えているとも捉えられるようになるのです。
これが、“リフレーミング”です。
つまり、リフレーミングとは、簡単に言えば「物事の見方を変えること」です。
・“リフレーミング”の例
前述した「優柔不断」の例は性格に関するものでしたが、あらゆる状況においても、このリフレーミングを利用することができます。
例えば、コップの中にジュースが半分入っている状態を想像してください。
このジュースは、あなたが好きなジュースです。
そして、なかなか手に入らないジュースでもあります。
そんなとき、あなたは「もう半分しかない。」と考えてしまうことでしょう。
しかし、リフレーミングを利用して、視点を変えてみることで、「貴重なジュースがまだ半分もある。」と思ってみたらどうでしょう。
もしかしたら、最初に飲んだ半分よりも大事に、深く味わって、そして長く飲むことができるのではないでしょうか。
他の例だと、学校や仕事に行くのがめんどくさく、なぜ行っているのか分からなくなってしまったとき、目標を見失っているとき、誰もが悲観的になってしまい、「早く卒業したい。」とか「早く辞めたい。」と思い始めることでしょう。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか。
今しかできないことも何かしらあるでしょうし、辞めたとしても次の目標、行動を決めていなければ意味がありません。
また、今の経験をいずれ活かせるときが来るでしょう。
なので、たとえ悲観的になっても、このように考えることで踏み止まることが大切なのです。
リフレーミングはそのためにあるのです。
この2つの例のように、リフレーミングは性格に関するものだけでなく、状況においても利用することができます。
使ってみると、だいぶ気が楽になると思います。
ぜひ、これからは効果的に使っていくことをオススメします。
また、物事には必ずと言っていいほど、「プラスの面」と「マイナスの面」を持っています。
「表」と「裏」を持っています。
どれも“表裏一体”なんですよね。
なので、リフレーミングによって見方を変えてしまえば、そこまで悩む必要も無くなるんです。
だって、その悩みって、視点を変えれば自分らしさとなるわけですから。
ぜひ、このリフレーミングを利用して、マイナス思考になるのを止めるまでとは行かなくとも、少なくしていってください。
そして、あなたの人生がもっと豊かになることを願っています!
<まとめ>
- 「病は気から」という言葉の通り、悩み続けると病気になりやすくなる
- “リフレーミング”とは、簡単に言えば「物事の見方を変えること」
- 物事には必ず、プラスとマイナスの面がある
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