2017/01/05 リライト


 

公園に行けば

「ポイ捨て禁止」という看板を、

海に行けば

「立ち入り禁止」という看板を

目にすることがあるかと思います。

 

実際に気にして歩いてみると、

ありとあらゆる場所に

「~禁止」とか「~してはならない」という

看板や張り紙が見つかります。

 

 

そのおかげもあってか、これらの土地は

清潔に保たれているようです。

 

 

ところが、これらを守れないという人も

若干ですが見受けられます。

 

「全て守らない」という人は

論外ですが、普段は守れているのに、

時と場合によって守れなくなってしまう

という人もいるようです。

 

なぜでしょうか?

 

 

それは、カリギュラ効果という

心理現象が起こるからです。

 

ということで今回は、

このカリギュラ効果について詳しく

解説していきたいと思います。

 




 

「カリギュラ効果」とは?

 

「~禁止」とか「~してはならない」

他人から言われたり、

そういった類いの物があると、

たとえ「やってはいけない」

思っていても、

たとえ「絶対にしないぞ。」

心に誓っていても、ついその行為を

してしまうことがあります。

 

このような心理現象のことを

カリギュラ効果と呼びます。

 

 

例えば、友達に

「これはあなたにしか言っていない秘密

だから、絶対に他人に言わないでね。」

と言われたとします。

 

「だったら言わないでほしかった。」

思うでしょうが、ここではひとまず

置いておいて。

 

 

このように言われると、

誰かに話したくなってしまいますよね?

 

話したくて話したくて

ウズウズしてきますよね?

 

 

そして、ついに我慢できなくなって

他人に広めてしまう人もいるでしょう。

 

この人が、

カリギュラ効果によって高まった欲求を

抑えきれなくなった人です。

 

 

他の例としては、『鶴の恩返し』

『浦島太郎』なんかも挙げられます。

 

「決して開けないでください。」

言われていたにもかかわらず、

つい開けてしまったことから、鶴が

家を離れることとなってしまったり、

自分が一気に老化することに

なってしまったのです。

 

やはり、カリギュラ効果によって

開けたくなってしまったのでしょう。

 

 

あと、「絶対に笑ってはいけない」

言われていたにもかかわらず、

つい笑ってしまうとかもそうですね。

 

ちゃんと頭では分かってるはずですし、

笑わないよう心がけているはずなのに、

笑いのツボが浅くなったように、

ちょっとしたことで

笑うようになってしまいます。

 

 

この「絶対に笑ってはいけない」は、

年末の『ダウンタウンのガキの使いや

あらへんで!!』(ガキ使)

やっていますよね。

 

 

彼らは、笑ったらケツバットをする、

つまり、「笑わないでください」と

遠回しにではありますが

スタッフから告げられているので、

絶対に笑わないように心がけている

はずなのですが、何十回も、何百回も

笑ってケツバットをされています。

 

これは、もちろん

カリギュラ効果によって

笑いやすくなっているからです。

 

 

もし、この『ガキ使』

見たことがなければ、

ぜひ、この機会に見て頂きたいです

 

あなたも、これを見ながら

笑うことを我慢してみれば、

すぐに笑ってしまうことが

実感できることでしょう。

 

 

ちなみに、

僕のオススメは「引き出しネタ」です!

 

『ガキ使』 関連商品

 

 

笑うことは体にも心にも良いことです。

 

笑うだけで

病気にかかりにくくなったり、

症状が軽くなったり、

気持ちも楽になります。

 

ストレス解消にもなります。

 

 

また、他人から、

「この人は明るくて優しい性格だ」

思われやすくなります。

 

すると、

“人は出会ってたった3秒で

第一印象が決まり、その第一印象で

その後の9割は決まってしまう”

と言われているくらいですから、

相手に良い印象を与えることが

できるようになるのです。

 

 

ぜひ、これからもたくさん笑って

過ごしてくださいね!

 

僕も、あなたに負けないくらい

笑って過ごしますよ(笑)

 

 

カリギュラ効果はビジネスにも応用できる

 

まずは、

こちらの動画(CM)をご覧ください。

 

 

これは、スマホゲームである

『モンスターストライク』(モンスト)

のCMです。

 

 

CMの中で、

「モンスト禁止」と言っていたり、

「モンストやるなよ」という

表示があります。

 

思いっきり、

カリギュラ効果が使われていますね。

 

 

このようにCMを分析してしまうと、

テレビ関係の読者さんから

怒られてしまいそうですが、

心理学に携わっている人ならば、

すぐに指摘したくなるくらい

分かりやすくカリギュラ効果が

使われていますし、

それだけ効果のあるものなんです。

 

 

正確なデータが

手元にあるわけではないので

詳しくは分かりませんが、

おそらく、このCMを流してから

ダウンロード数が増加した

と思います。

 

少なくとも、年末年始で

『モンスト』の存在を知った

という人は、かなり増えたはずです。

 

スマホアプリに全く興味のない僕でさえ

強く印象に残り、このように

記事にしているわけですから。

 

 

この例からも分かるように、

カリギュラ効果をビジネスに

応用することは可能です。

 

しかも、その方法はとても簡単で、

ただ単に「~するなよ」とか、

もっと優しい言い方にしたければ、

「~しないでくださいね」

伝えれば良いのです。

 

 

あなたが経営者で、

まだ1度もカリギュラ効果を使って

広告を作ったり、CMを流していない

のならば、試しにやってみることも

良いかもしれませんよ。

 

 

カリギュラ効果を防ぐためにも

 

台風のシーズンになると、

テレビでニュースキャスターが

「海には絶対に行かないでください。」

と言っているのをよく見ます。

 

しかし、その意に反して、

海に行く人も少なからずいます。

 

それはなぜかというと、

もうお分かりかもしれませんが、

カリギュラ効果が作用してしまうから

なんですよね。

 

 

くどいようですが、この効果は、

ある行為を「~してはならない」と

禁止されることによって発動します。

 

なので、

本当に止めさせたいのであれば、

禁止しないで注意程度に留めることが

大切になってきます。

 

 

例えば、この台風の件では、

「海にはできるだけ

行かないようにしましょう!」

というのが良いかと思います。

 

ついでに、「もし行くのでしたら、

あとは自己責任で。」

言っておくことも良いですね。

 

 

相手にその行為をしないように

“禁止”するのではなく、まずは

「~しないようにしましょう!」と

提案することから始めて、

あとは「自己責任で。」と

“責任は全て自分にある”

ということを自覚させることが

大切ですね。

 

英語でいうのならば、

「Don’t」や「must not」

を使うのではなく、

「Let’s ~(否定形)」

を使うということです。

 

そうすれば、海に行くような人は

減るかもしれませんし、

自分が責任を負うことも

無くなるかもしれません。

 

 

それでも行くという人も、

残念ながら存在しますが、

その人にはもう何を言っても

聞いてくれないことでしょう。

 

諦めるしかなさそうです。

 

本当は何かがあってからでは

遅いのですが、あとは、

その人自身が危険な目にあって、

自ら学ぶまで優しく見守って

あげることですかね。

 

 

カリギュラ効果は教育の手助けとなる

 

子供の頃に、親に「勉強しなさい。」

言われたことはありませんか?

 

もし、そのときに

ゲームをやっていたのならば、

「ゲームなんかしてないで、

勉強しなさい。」

言われたこともあるかもしれません。

 

 

しかし、今なら分かるはずです。

 

この教育は間違っていますよね。

 

なぜなら、これもカリギュラ効果が

作用してしまうからです。

 

 

「勉強しなさい。」と言われたら、

その逆の「勉強をしない」という行動

を子供は起こすようになります。

 

「ゲームなんかしてないで、

勉強しなさい。」と言われたら、

その逆である

「ゲームをして、勉強をしない」

という行動を起こします。

 

 

たとえ、勉強するために

机に向かったとしても、

「自発的なものではない」ので、

やる気は持続しません。

 

心理学でも、

「やる気を持続するためには

自発的でないといけない」ということが

明らかになっています。

 

そのため、

自発的に勉強するように仕向けた

教育法を実践する必要があります。

 

 

例えば、「何かを学ぶことは

素晴らしいことである」ということを

教えてあげられるような教育ができれば

それも良しですし、そうでなくとも、

あなたが勉強している姿を見せるだけ

でも良いかもしれません。

 

『親の背を見て子は育つ』という

ことわざもあるくらいですから、

それだけ重要なことではあると思います。

 

 

1番良くないのが、

「勉強したら、何か買ってあげる」

という教育です。

 

一見、自発的に

やっているようにも見えますが、

勉強する目的が変わっているので、

良い結果は得られないでしょう。

 

 

「自発的に勉強するように仕向ける」

 

これだけを意識して、

実践してみてください!

 

そして、良い結果が得られることを

願っています。

 

 

カリギュラ効果が効きやすい人と効きにくい人

 

前述した台風の件で、

「その意に反して、海に行く人も

少なからずいます。」と言いました。

 

また、かなり前になりますが、

友達の秘密の件で、

「そして、ついに我慢できなくなって

他人に広めてしまう人も

いることでしょう。この人が、

カリギュラ効果によって高まった欲求を

抑えきれなくなった人です。」

とも話しました。

 

 

なぜ、このように

「~な人もいるでしょう」と、

あいまいな表現で言ったか

ということですが、

それは、カリギュラ効果が

効きやすい人もいれば、

効きにくい人もいるからです。

 

正確には、

ほとんどの人が効きやすいのですが、

時と場合によって効き目に

変化が現れるからです。

 

 

たとえば、台風の時に海に行くことは

リスクを伴うことではありますが、

普段見られないような高波を見れる

というメリットも存在します。

 

なので、「海に行きたい」という欲求を

誰よりも持っているサーファーなどの

海好きな人にはカリギュラ効果が

効きやすくなります。

 

 

また、そもそもリスクを負うことが

好きだという人も存在します。

 

それは特に、

若い男性に多いとされています。

 

なので、彼らにも

効きやすくなってしまうのです。

 

 

しかし、そんな彼らに

「スマホゲームをするな。」

言ったところで、

このカリギュラ効果が

効くことはありません。

 

なぜなら、そもそも「ゲームをしたい」

という欲求を持っていないからです。

 

 

つまり、カリギュラ効果が効くのは、

その人に「それがしたい」という欲求が

元々あるかどうかで変わるのです。

 

時と場合によって変わるのです。

 

 

ぜひ、これを読んで理解してもらって、

ビジネスやその他の活動に

活かしていってくださいね!

 

 

まとめ

 

  • 「カリギュラ効果」とは、ある事柄を禁止されてしまうと、人は逆にそれをしたくなってしまう心理現象である
  • 昔話では『鶴の恩返し』や『浦島太郎』、今でいうと『ガキ使』や『モンスト』のCMがこれに当てはまる
  • ビジネスにも教育にも応用することができる
  • やる気を持続させるには、自発的な行動が不可欠である
  • カリギュラ効果は、その人の持っている欲求に基づいて発動するものである

 


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