世の中には、性格や個性の違った様々な人が存在します。
明るくて優しい人、常に冷静な人、読書が好きな人、スポーツが好きな人。
人それぞれです。
誰一人として同じ人はいません。
そのおかげで、私たちはお互いにない部分を補いながら、助け合いながら生きていくことができます。
一人では生きていけないのです。
しかし、生きていく中でどうしても自分と合う人、合わない人、さらには人として好きな人、嫌いな人というものができてしまいます。
そして、自分と合わない人や嫌いな人とは、関わることを止めてしまう傾向があります。
でも、ちょっと待ってください。
心理学の観点から見れば、こういった人たちは自分の悪いところを気づかせてくれたり、自分が持っていない素晴らしい部分を持っている可能性があります。
なので、積極的に関わったり、そこまでいかなくとも視界には入れておいてほしいのです。
では、なぜ嫌いな人がここまで重要なのでしょうか?
今回は、これをテーマとして話したいと思います。
・嫌いな人は、自分と同じ性格である
「他人は自分の鏡」という言葉があります。
これは、他人と自分は同一人物のようなものということを示しています。
ここで、私たちは自分の長所は好んでいますが、短所は「なんでいつもこうなんだろう」のように悩んでしまったり、とても嫌いに思います。
なので、この言葉を適用すれば、「私たちは自分と同じ長所を持つ人のことを好み、同じ短所を持つ人のことを嫌う傾向がある」ということになります。
例えば、自分がおどおどしたり、優柔不断であった場合、同じようにおどおどしたり、優柔不断な人をニガテに思います。
まるで、自分を見ているかのように感じられるからです。
つまり、嫌いな人というのは“自分の短所を同じように持っている人”なのです。
では、どうしたら嫌いではなくなるのかということですが、前述した「人を嫌いになる原理」を理解することができたのなら占めたものです。
今まで嫌いだった人が、自分の短所を治す機会をくれるわけですから、あとはあなたが行動を起こし、自分の短所を治すことができれば、人生が豊かになるだけでなく、短所がなくなったことで今まで嫌いだった人のことが嫌いではなくなるのです。
信じられないかもしれませんが、この原理上、起こりうることなのです。
まずは、自分の長所を伸ばし、短所を減らすことで自分のことを愛せるようになりましょう。
・嫌いな理由が「嫉妬」だと厄介である
前述した方法でニガテ意識がなくならない例もあります。
それは、相手が自分よりも長けているという「嫉妬」から来るものです。
これはとても厄介で、明確な解決案はないのですが、解決するかもしれない方法が2つあります。
1つ目は、“自分もその人と同じくらいの能力を持てるように努力する”ということです。
もうとにかく、その人に追いつけるように努力すれば、いつかは届くようになりますし、能力が近くなればなるほど、嫌いな人から良いライバルに自然と変わっていきます。
2つ目は、“その人の見方を変える”ということです。
自分よりもある能力で長けていることは、その人の個性であり、仕方のないことなのかもしれません。
むしろ逆に言えば、あなたもある面でその人よりも長けていることになりますので、実は相手から嫌いな人と認識されているかもしれないんですね。
お互い様なんです。
なので、どちらかが相手への見方を変えて、その長けている部分から目をそらすことで解決します。
どちらかと言いましたが、実際には自分から行動しなければ相手も変わらないので、あなたが先に行動しましょう。
そうすれば、嫌いな人は徐々に減るようになりますから。
〈まとめ〉
- 嫌いな人というのは自分の短所を同じように持っている人のことである
- 自分の短所に気づき、改善できれば、嫌いな人は徐々に少なくなっていく
- いかに自分を愛することができるかが重要
- 今までとは違う見方をしてみよう!
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