あなたは、会話中や行列に並んでいるなどの暇なときに、つい腕を組んだりしていませんか?
この腕を組むという行為は考え事をしている際にしやすいのですが、その他にも重要な意味を持っています。
その重要な意味とは、「自己防衛」です。
つまり、腕を組むと自分を何かから守ろうとしているということになります。
一体、これはどういう事なのでしょうか?
今回は、これをテーマとして話したいと思います。
・人見知りの人は腕を組んでしまいがち
あなたの周りにも人見知りの人がいると思います。
その人のことをちょっと想像してみてください。
その人は、なかなか馴染めず、グループの少し離れたところで腕を組んでじっとしていませんか?
しかも、なんとなく話しかけにくくはありませんか?
これは、その人の表情や性格の問題もあるかもしれませんが、腕組みをしていることも関係しているのです。
腕組みは「自己防衛」を表しているということは前述した通りですが、ここでは「話しかけないでください」というオーラを作り出し、自己防衛をしていると考えられます。
本人には全くそんな気はないと思います。
しかし、腕組みという行為はそういったオーラを出させてしまうものなので、それを察知した周りの人は誤解してしまうのです。
なので、これを止めるだけでも輪に入りやすくなります。
そして、周りの人も誤解してしまうことは仕方のないことですが、決して「話しかけないでください」なんて思っていないはずですから、理解して気軽に話しかけてあげることが大切です。
・授業中に腕組みをすると、内容が全くと言っていいほど頭に入ってこない!?
ある心理学者が2つのグループを作り、片方には授業中にずっと腕組みをしてもらい、もう片方には手を広げて机の上に置いて授業を受けてもらうという実験をしました。
その結果、手を広げておいてもらったグループの授業後のテストの成績は良かったものの、ずっと腕組みをしていたグループのテストの成績は比較的 悪くなったそうです。
このことから、腕組みによる自己防衛により、授業の内容に批判的となってしまい、成績が落ちてしまったと考えられます。
これは普段の会話においても同じようなことが言えます。
会話中に、もし相手が腕を組んでいたら、あなたの話に興味がないか、批判的になっています。
それに対し、「手を広げて机の上に置く」というのはリラックスしている状態になるので、あなたの話に好意的ということを表しています。
このように、手の状態によっても、相手の心理を読み解くことができるのです。
ぜひ参考にしていただき、会話中に相手が腕を組んだりしていたら、話の内容を変えるなどの工夫をして良い関係を築いていってくださいね。
<まとめ>
- 腕組みは、「何かを考えているとき」と「自分を何かから守りたいとき」にする行為
- 人見知りの人は腕を組んでしまいがち
- 会話の内容に批判的であると腕を組んでしまうもの
この記事が役立ったり、面白かったら、下のボタンをクリックしていただけると、今後の励みとなります。
ぜひ、よろしくお願いします!