あなたは、こういった場面に遭遇したことはありませんか?
相手に言いたいこと、伝えたいことがあるのに、直接言うのは良くないかもしれないといった場面です。
「こんなミスをしたからには、あいつを叱らなければ。でも、気が弱いから、叱ったらまずいかな。」
「あの子、やっぱりかわいいな。でも、急に話しかけてそんなこと言っても信じてもらえないだろうし、変な人と思われるだろうな。」
これらは、ごく一部の例ですが、誰もが経験したことのある場面だと思います。
直接伝えてしまうと、相手の気分を害してしまったり、自分の格がかなり下がってしまう可能性があるので、解決するのに苦労します。
では、そういったときはどうすればよいかという話ですが、結論を先に言ってしまうと、「第三者を介して伝える」ことで、この問題が解決しやすくなります。
今回は、なぜ第三者を介して伝えることがいいのかということについて話したいと思います。
・直接伝えるよりも、言葉の威力が強くなる
実は、言葉というものは状況に応じてですが、第三者により間接的に伝えられる方が心に響きやすいのです。
例えば、上司が部下(Aさん)に遅刻してきたことを怒る場面では、その人に直接怒るのではなく、あとから遅れてきた人(Bさん)がいれば、その人に怒るのです。
そして、BさんがAさんに「上司に、遅刻したことをこっぴどく叱られたんだよね。」と伝えると、Aさんは「そんなに叱られるなら、遅刻しないように気をつけなきゃ。」となります。
1対1で怒られるよりも、この方が何が起こるか分からないという“恐怖感”があるので、通常よりも心に響き、このことを忘れにくくなるのです。
また、Bさんに怒っている場面をAさんに見せるのも同様の効果があります。
もし、Bさんのような、あとから遅れてくる人がいなければ、社員全員に向けて「遅刻したら、1時間くらい叱るから気をつけろよ(笑)」というだけでも、特定の人に言わない、間接的なものとなるので、これにも同様な効果があります。
他の例では、あなたに気になっている人がいるとします。
しかし、まだ一度も話したことはありません。
このような状況では、普通の人ならば「かわいいですね。」とか「かっこいいですね。」と話しかけることなんてできません。
そんなことをしてしまえば、ほとんどの場合 恐れられてしまい、今後一切 近寄りがたい存在となってしまうからです。
「君、かわうぃーね。」と言っていたあの芸人でさえも、本来は違うわけですからね(笑)
でも、どうしてもその人と仲良くなりたいといった場合は、共通の友達がいれば、その人に伝えてもらうようにしましょう。
人は、褒められることには誰もが好意的に思っています。
なので、褒めてくれたということで、自分の存在に気付いてもらうだけでなく、気になる存在としてランクアップする可能性があります。
このように、間接的に伝えるか否かで、ここまで違ってくるのです。
ぜひ、このテクニックを有効活用していってもらえたらいいなと思っています。
ただし、あまり使いすぎるのも良くありません。
テクニックだとバレてしまうからです。
バレないようにほどほどに、でも時にはガンガン使っちゃいましょう(笑)
<まとめ>
- 伝えたいことは、あえて第三者を介することで、威力が倍増することがある
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