最近、若い人ほど友達や恋人が少なくなっているというデータがあります。
それほど忙しかったり、自分1人で過ごす時間を確保したいという人が増えたのでしょう。
また、SNSなどの普及により、コミュニケーション能力の低下なども関係していることでしょう。
だからといって、友達が全くいないわけではありません。
数人~数十人はいることでしょう。
このことから、もしかしたら私たちは、気の合う「本当の友達」だけを選ぶようになっただけかも知れません。
ところで、同じ友達の中にも、親密さに違いがあることをご存知でしょうか?
簡単に言えば、「おはよう!」とか「よっ!」と言い合うだけの関係から、親友といった深い関係まで様々あるということです。
なぜ、これらのように、人によって関係が変わってしまうのか、その基準は何なのかということですが、実はよく考えてみると、意外に簡単なことで親密さに違いが出てくるのです。
これを知ることで、もしかしたら友達を作りやすくなったり、もっと関係を深めることができたり、応用すれば、恋人を作るのにも役立つかも知れません。
ということで、今回は、このことをテーマとして話したいと思います。
・「共通点」が多ければ多いほど良い関係
さて、友達ごとに親密さが違うということを前述しましたが、この違いは、「共通点の多さ」が関係しています。
いきなりですが、あなたは、「類似性の法則」を知っていますか?
これは、ある人と共通の趣味や好みがあれば、2人の距離が縮まるという法則です。
例えば、お互いに野球が好きだったり、辛いものが好きであるといったことです。
そして、共通点の数が多ければ多いほど、距離が縮まりやすくなる性質があります。
なので、友達ごとに親密さが違うのは、共通点の数が違うからなのです。
想像していただければ分かると思うのですが、共通点が多い人が今の親友だったり、恋人になっていると思います。
つまり、「友達を新たに作りたい。」とか「恋人が欲しい。」と思うのであれば、共通点のありそうな人を見つけ、さらにそこから、共通点をコミュニケーションによって探していくことが大切なのです。
・結婚相手にするには「共通点の多さ」だけでは足りない!
結婚する前には、必ず“恋人”という存在がいますよね。
これは、この人との共通点が誰よりも多いため、「類似性の法則」が成り立って、そのような関係になったのです。
この人との結婚も、いずれ考え始めることでしょう。
しかし、いざ結婚となると、少し話が違ってきます。
なぜかというと、結婚相手には「類似性の法則」だけ、つまり、「共通点の多さ」では足りないからです。
それでは、他に何が必要なのでしょうか?
それは、「性格の違い」です。
前述した「類似性の法則」とは逆の、「相補性の法則」というものがあります。
これは、性格の違う人たちが、お互いにその人にない部分を補いながら関係を良くしていくという法則です。
例えば、「尽くしたいタイプと尽くされたいタイプ」とか「SとM」とかですかね。
とにかく、この法則にも当てはまらないと、結婚してすぐに離婚ということもあり得てしまうのです。
あくまで、確率論の話ですが。
もし今、カップルや夫婦間の仲が悪いといった状態ならば、まずは共通点を増やしてください。
2人で新しい趣味を見つけるのもいいですし、同じ場所に行くなんかでもいいと思います。
できるだけ2人で過ごせる時間を増やしていってください。
夫婦の仲が悪いと、子供は将来、悪い方向へと行ってしまいますので、ぜひこれを参考としていただいて、行動してくださいね。
〈まとめ〉
- 友達や恋人との「共通点の多さ」が良い関係を生む
- ただし、結婚相手には「性格の違い」も必要
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